サリンジャーやダイアナ・ウィン・ジョーンズさんや、他にも好きな作家が近年次々に亡くなって寂しいです。
コミック関連では、和田慎二さんもそうでしたが、昔から慣れ親しんできた方が亡くなると、何とも言えないショックがあります。書き終わらなかった作品もありますし...。
ブラッドベリの有名な作品としては、「華氏451度」や「火星年代記」があります。
残念ですが、本当に沢山の面白い作品を残してくれました。
読みこぼしているものがまだあるので、これからも読めるのはうれしいです。
面白い本は、それこそなくしちゃいけないですね!
ブラッドベリもそうですが、プロットはもちろん、文体が素晴らしかったり面白い作家が好きです。
海外の作者で翻訳本の場合は、翻訳者のセンスにもよりますが、よほどでない限りは原書の力を奪えないと思います。^o^;
厳密にコミックというわけではないですが、漫画やイラストなどをされていたフランスのメビウスさん(ジャン・ジローさん)も今年亡くなってます。
フランスで宮崎駿さんとの二人の個展もされましたが、一般的にはSF映画でそのデザインにふれる事があると思います。(「フィフス・エレメント」「トロン」など)
日本の漫画家やアニメーターが刺激を受けたり(双方向)、様々な交流のあった方でした。
娘さんのお名前がナウシカだというお話は本当のようですね。(笑)
どんな人間もいずれ死んでしまうのは仕方ないですが、ダイアナさんは大好きな作家でしたので、知った時はものすごくショックでした。
新作を楽しみに待っていたところで、出ないなあと思っていたら...。
震災の直後くらいに亡くなったせいか、余計に知るのが遅くなってしまいました。
その後ダイアナさんの米国出版本を手に入れた時に、その記述でわかったような始末で...。
興味深い事に、その本にはウルスラさん(ゲド戦記作者)の長い文章が添えられていました。
宮崎駿監督が、ダイアナさん原作の「ハウルの動く城」の制作中に、ウルスラさんの「ゲド戦記」の監督を断った経緯もあって、アニメーション(宮崎監督)では明暗を分けた二人の原作者でした。
さすがにお二人共(私の!)好きな作家だけあって面白い紹介文でした。(ハリポタとの比較めいた話題がまた皮肉が効いてて!)
そう言えば、以前NHKで放送したドキュメンタリーで、宮崎駿監督とその息子監督のゲド戦記以降〜コクリコ坂〜までの様子がわかるDVDが出たので、見ました。「ふたり コクリコ坂・父と子の300日戦争〜」
ゲド戦記アニメ化ではいろいろありましたし、その後も含めて気になってたので、いろいろわかって面白かったです。
モノ作りをする人はぜひ、ポニョ制作(ゲド戦記)の時のドキュメンタリーと合わせて見てみて下さい。
何かを生み出すという事は、本当に簡単な事じゃないです。
終わりのある事でもないし、やり続けていく中でわかる事ばかりなので、経験が少ないというのは、多少のいい面(知らないが故の純粋なもの等)はあっても、訓練や正に経験が必要な事については厳しいです。
それを生涯まっとうした、面白くて素晴らしい作品を残していってくれた、全てのクリエーターの人達に感謝です!
力のある作品は、視聴者や読者の生きていく力になってくれます。
そんな作品を作る事が、クリエーターの夢でもありますね!
